彼女となら

 

汽車の窓から見える海は  誘うようにキラキラと光るよ

眩しそうに目を凝らす  17歳夏の始まり

誰も人がいないから  短いキスをして

またもたれあって  ゆれて揺られて

景色は鮮やかに   ちぎれてゆく

話し掛けても返事をしない君は  いつしかうたた寝

そっと覗き込んだ君の寝顔は  よだれでいっぱいで

僕は一人 次の駅で降りた







あなたにだけは愛されたい、こんなやつらとごるふがしたいです