部長

部長は会社の中で結構エライ人です。
正確に書くと部長職がエライ訳で、それをやっている人が優秀とは限りません。
皆さんの上司、部長はどうですか?これ以上突っ込むと悪口をこぼしそうなので、世界平和を願うこんなやつらとゴルフがしたいホームページではこの辺で止めておきます。
さて、部長という言葉からイメージするのはゴルフ。それも接待ゴルフ。当然、年間ラウンドはかなりの数になるはずです。
それをふまえて今回のお話は、私の友人の物語でございます。
 

彼は営業マン

 

営業は何かを売ったりサービスする、主に対人関係が絡む複雑でセンスが要求されるお仕事であります。それ故、営業マンは独自の営業スタイルでお仕事に励みます。
押し売り的な営業をする方、ひたすら誠意で営業する方など等。
私の友人の営業スタイルは、「すいません」から始まります。
名刺交換する場合でも、「すいません」を3回連続して言ってから自分の名前を相手に伝えます。
その会話を横で聞いていると、事件の被害者に加害者の彼が誤っているように聞こえます
商談中でも30回は「すいません」を織り交ぜながら会話しています。
その会話を聞いていると、「すいません」が多すぎて商談の焦点がボケている気がしますので、今度注意しておきます。
また100パーセント相手が悪くて「すいません」と誤っても、彼はその相手に「こちらこそ、すいません」といいます。相手が「本当に、すいません」と言えば、彼も「本当に、すいません」とまた言います。
これが彼の得意技である、謝りまくって相手を戦意喪失状態に追い込む「誤り返し」であります。
相手が悪いのにこっちが謝ってなんの得があるのか、全くこの技の意味が分かりませんが、私もこんな素敵な技を身に付けたいと考えております。

得意技「誤り返し」の代償で、若くして彼の体は逆くの字に曲がったままでございます。

映画「サルの惑星」の主演はチャールトン・へストンで、その吹き替えは声優の納谷吾郎さんです。納谷吾郎さんは「ルパン三世」の銭形警部の吹き替えで有名です。。
そしたら、「サルの惑星で」サルの軍団に追いかけてる時、「ルパ〜ン逮捕だ!」「待て!ルパ〜ン」とがに股で逃げてくれたら、どんなにか楽しい映画になるでしょう。


それからどうした


ゴルフラウンド回数

 

一般的サラリーマンの1ヶ月ラウンド数の平均は2回〜3回ぐらいでしょうか。
彼の場合1ヶ月ラウンド平均は多い時で8回、少ない時でも5回くらいです。
これを1年にすると、5×12で60回ラウンドしている計算になります。この回数だけで見ると「部長」並のラウンド回数です。が、彼は平社員です。平にドが付くほどの「ド平社員で」あります
これをお読みの皆さん、さぞ驚かれた事だろうと思います。よくそんなゴルフに使えるお金があるねぇとお思いでしょう。
彼を弁護するわけではありませんが、彼はお金が勿論ぜんぜんありません。
自慢じゃありませんが、おけらです。
しかし、こんなやつらとゴルフがしたいの精神はこういう男が大好きです。後先考えず好きなゴルフに打ち込むその単純明快一直線なハート。今の時代少なくなった一徹な男の後ろ姿、もうしびれてしまいそう。
影ながら応援したくなる魅力のある人です。
でも、「ちょっとお金かしてくれない?」という相談には、きっぱり「ダメッ!」と断ります。
 

彼は証明してくれた

 

ママ〜DO YOU リメンバー

ゴルフのラウンド回数と腕前は、全く比例しません。

 

 

「ゴルフのやりすぎには注意しましょう!」なんて言うやつには、なりたくないね

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